本:漫画:ネタバレ:逃げるは恥だが役に立つ 41話 柳に風 9巻
みくりと平匡の関係性
沼田に大清水とのことを相談されて、?になる平匡。風見との関係を否定するためについついみくりとの本当の関係を話す羽目に。
家に帰ると、みくりはすでに眠っていて、最近ハグをしていないことに気がつく。
朝はみくりが早く起き、冷蔵庫をチェックすると買い忘れの卵。仕事と家事の両立の大変さを、月末の経過報告会議で愚痴りそうと頭を悩ますのでした。
五十嵐の画策。。。
風見や百合と同じビルの会社に所属する女性、桜庭。
風見の様子をいつもチェックしているため、風見と同じ会社の空井に声をかけ、風見との飲み会をセッティングしようとする。
百合との関係が怪しい、と後輩の椿に話しかけるが聞いていたのは、ポジティブモンスター五十嵐だった。五十嵐は百合の話を聞き出した。
その後、五十嵐は百合にランチ一緒に行きたいと話す。
初対面から、風見と百合の関係に単刀直入に質問をする。
五十嵐:「二人の年の差からいい大人が若い子に執着するのは、「若さ」自体に執着している。風見の若さをただ消費しているだけじゃないですか」
百合:「あなたにとっては年をとるのも障害みたいね・・ずいぶん若さにこだわってるみたいだけど。」
五十嵐:「アンチエイジングにお金を出しても老化にお金を出しますか?やっぱり若さというのは価値の一つだと思うんです。」
百合:「呪いね。自分で自分に呪いをかけているようなものよ。
あなたが価値がないと思っていうのは、この先自分が向かっていく未来よ。それって絶望しかないんじゃない?
自分がバカにしていたものに自分がなるのはつらいわよ。
『かつての自分みたいない今周りは自分を馬鹿にしている』と思いながら生きていくわけでしょ。そんな恐ろしい呪いからはさっさと逃げてしまうことね。
あなたがこの先、楽しく年をとっていきたいと思うなら、楽しく生きている年上の人と、友達になるといいんじゃないかな。あなたにとっての未来は誰かの現在出会ったり過去だったりするんだから」
しかし、一番年齢や周りの目にこだわったのは自分だと気づく百合。
帰り際に五十嵐に結局のところ、百合は風見のことをどう思っているのか?と聞くと
百合:「大好きよ、あなたもそうなんでしょ?」
と答える。
感想:
百合ちゃんの本心!!
9巻感想でも言ってますが、原作者が伝えたいことのもう一つ。女性が女性であるために進む時に自分で呪う、邪魔してしまうことの辛さを伝えてますね。
ドラマの石田ゆり子が言葉で伝えてた時にも「おおおお!」と思いましたが、漫画で改めて文章で読むと、心にきますね。
男性も女性も「若さ」に価値を重きをおく人が多いのですが、実際、その人の現在は、自分の未来であると。となると、「若さ」の価値というのは、「失敗を恐れず行動をする」だとか「周りの目を気にしない」とかそういったことに価値を置いて、知識や経験に変えて無くなっていくような価値にしないようにする、ことが大事なんではないかなと思いました。
▼9巻感想