メモ:交通事故にあう瞬間は、やはりスローモーション
事故に遭いました。
正面衝突。まさかこんなことになるとはおもわずびっくり。
運転手が間に合わないと焦っていたのには気がついていましたが、まさかの正面衝突で(といっても軽くぶつかっただけ)こんなに衝撃があるとは思いませんでした。
事故にあった時の俗説、というものを体験したのでメモしておきます。
1.周りがスローモーションに見える
2.事故が起きた瞬間から少しの間は痛みを感じない
上記2つ、本当にそうでした。
そして、自分が体験したこともう一つは、
3.周りの音が聞こえない
でした。
調べてみると、たくさんの人が体験してるみたいですね。
1.周りがスローモーションに見える
見事に、これはスローモーションでした。
記憶の再生がスローモーションになっている説もあるようですが、これはタキサイア現象と名前がついているようですね。
どうやら、今の今まで本当の現象かどうか疑われていたようで・・・。うーん。こんなに証言する人がいるのに、と思いつつ自分の体験をメモ。
自分も、事故にあう瞬間から1秒前の間は30秒くらい?長く感じました。
>「これは、ぶつかるな」と相手の表情をみて確信。
>このままの体制でぶつかれば、きっと打撲で済むのではないか?と考える
>頭がぶつからないようにしなければ、と少し実際の体勢をくずす
>相手がそのままなので、こちらも正面衝突でいいぞ!と運転手が姿勢を崩さなかったことを褒める
>ぶつかる寸前に、「こんなコントみたいなことって現実にあるんだなー」と感じる
上記を頭の中で考えて、ぶつかりました。
ぶつかった瞬間は、本当に一瞬で「がっしゃーん!!!!」という音とともに衝撃が走り、そこは一瞬で過ぎたのでぶつかるまでがスローモーションというのも本当でした。
2.事故が起きた瞬間から少しの間は痛みを感じない
今日は事故が起きてから、2日目。
実は事故の時は全く痛くなかった箇所がじわじわと痛くなってきています。
痛くなかった理由は、自分の場合2つあるようで
1つめは、脳内の麻酔的役目「エンドルフェイン」の増加がありそうです。
実際に危険に遭遇したときは、以上のように覚醒のための物質が脳内にでるのですが、実際に、突発事故などで体が損傷し危険な状態に陥ると、脳がこれを察知してエンドルフィンが分泌され、痛みや辛さを取り除こうとし、免疫力などを最大限に高めようとします。
2つめは運転していた人の瞳孔が開いたまま気を失っていて、声をかけても全く反応がなく、パニックになっていたから。これが、3の音が聞こえないにもつながっていると思うのですが、びっくりするほどね、痛くない。
あ、ここぶつけたなとか色々わかってはいるんですけど。でもそれどころじゃないという脳の判断がありましたね。相手、全く反応がないままずるずると崩れ落ちていくんです。ぶっちゃけ、衝撃が小さくてもそんなことありうるの?!と最初は、冗談かと思ったくらいです。
今思えば相手は脳震盪でしょうね。
前後の記憶が曖昧になっていて、一人で運転したと思っていたようですし、どこに向かっていたのかも忘れていました。
意識が戻った後も、ずっと瞳孔が開いていたのも怖かった。。。
正直、今も思い出すと怖いです。
3.周りの音が聞こえない
これは上記と同じく。
周りの人が、色々と声をかけてくれたりしていたのですが、全く耳にはいらず。
ずっと相手の名前を叫んでいました。
体感で1分くらい感じていましたが、実際はもっと短かったのかもしれません。
やっと声が聞こえ始めたのは、相手の意識が戻りかけてきた時。
いろんな人の声の中で、重要な部分だけを引き出して、実行していくという感じでした。
よく周りの色が灰色に見えると聞いたのですが、それはなくてモヤがかかったようにあまり見えずに、運転手の相手だけがフォーカスされている感じにはなりました。
忘れないようにメモ、と思ったのですが結構鮮明に思い出せるのかもしれない、と同時に恐怖のイメージもともに植えつけられているな〜と思います。
オカルトチックは話や、脳の可能性の話は好きでしたが、自分が実際に体験するとなるとあまり体験はしたくないかも・・・。
ちなみに、走馬灯はありませんでした。スローモーションの中で、これくらいじゃ死なないなという判断があったからかもしれませんが。
ちなみに、運転手に「よくハンドル切らずに正面から入ったね」と聞いたら、
「走馬灯っていうより見たことない世界にいた。行ったことないところにCittaと外国人とかいて、出かけている光景だったんだけど、その瞬間に事故にあった。」
とさりげなく怖いことを話していたので、あまり深く突っ込まずにしてます。。。